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2020.05.02ブログ

お股が痒い!!


男性の陰部は、、、

下着やズボンに包まれている時間が長いため通気性が悪く、また陰毛によって蒸れやすい部分ですよね、、。





そして、

デリケートな部分でもあるため、トラブルがあっても人に相談しにくい部位でもあります、、。





『お股がかゆい!!!』





なんて、、、!!!





言えないですよね!!!





しかし、

多かれ少なかれ、お股の痒みに悩まされたことって、、ありませんか??





陰部が痒くなる原因は大きく分けて





『皮膚に異常がある場合』





『感染症にかかっている場合』





の2つがあります。





陰部の痒みは以下のような皮膚の病気が原因のことがあります。





〜接触性皮膚炎〜





いわゆる、かぶれのことです。

特定の物質が皮膚に触れることで、痒みやヒリつきなどの炎症症状を引き起こします。

皮膚の赤みや湿疹やただれが現れることもあります。

原因となる物質は人によって異なりますが、シャンプーや洗剤などの日用品や下着類が原因となることもあります。





〜汗疹(かんしん)〜





汗が原因となってできる皮疹のことで、あせも呼ばれます。

汗が分泌される汗腺が詰まって、皮膚の下に汗が溜まることで小さなブツブツが生じます。

痒みを感じることも多く、掻くと細菌感染が起こって、より大きな水疱や痛み、赤みを生じることもあります。





〜股部白癬(こぶはくせん)〜





いんきんたむし、水虫と呼ばれることもある病気です。

原因菌である真菌が陰部に感染することで起こり、湿度と気温が高くなる夏場に多く発症します。

また、周辺の皮膚が赤くなり、強い痒みや痛みなどを生じます。

陰部周辺だけではなく、太ももやお尻の辺りまで皮膚の変化が広がることもあります。





〜疥癬(かいせん)〜





ヒゼンダニ(疥癬虫)呼ばれるダニの仲間が皮膚に寄生する感染症です。

人から人へ患部が接触することで感染するため、家族内で感染することもあります。

感染後1か月~2か月程度で激しい痒みと赤い発疹が現れます。

体中の角質層に卵を産みながら移動するため、陰部だけではなく手足や腹部などさまざまな部位に症状が現れることがあります。





〜陰嚢湿疹〜





陰部が発汗、蒸れ、摩擦などにより炎症を起こし、赤みや痒みを起こす状態です。

股部白癬と同様に汗のかきやすい夏場に生じやすいですが、症状が陰部の中でも陰嚢部におきやすいことが特徴です。





そして、





『感染症にかかっている場合』の原因!





いわゆる、性感染症です。





〜毛ジラミ症〜





ケジラミと呼ばれるシラミの仲間が陰毛に寄生することによって起こります。

宿主から離れて長く生きることができないため、性交時の陰毛の接触で感染することがほとんどです。

痒みが主な症状ですが程度は個人差があります。

また、下着にケジラミの排泄物である茶色い粉末がつくことも特徴です。





〜性器クラミジア〜





クラミジア・トラコマチスという細菌が原因の性感染症で、性感染症の中では日本で最も頻度が高いものです。

目立った症状が現れにくいことが特徴で、気がつかないうちに感染が広がることもあります。

男性の場合は陰部の痒みや排尿時時の痛みのほか、尿道から水っぽい白濁した分泌物がみられることがあります。





〜性器カンジダ症〜





カンジダ菌と呼ばれるカビの仲間によって起こる感染症です。

女性に多い病気ですが、陰部に汚れが溜まりやすい包茎の男性や、糖尿病やステロイド剤投与などで免疫力が低下している男性に起こることもあります。

陰部の痒みの他、亀頭部や包皮に白いカスのようなものがみられたり、発赤や赤い発疹が現れたりすることがあります。





こんなに陰部が痒くなる原因があるんですね、、

ですので、、

お股の痒みが続く場合は、

「泌尿器科」へ行かなくてはいけません!!





受診の目安としては、、

「痒みが強く激しい、範囲が広い」

「水疱や潰瘍がある」

「尿道から分泌物がある」

「正しいスキンケアや、市販薬によるセルフケアをしても痒みが治まらない」





軽いかぶれや痒みであれば、

原因となるものの接触を避け、炎症を抑える市販薬で様子をみることもできます。





ただし、

デリケートゾーンのうち、外陰部だけでなく粘膜部位にかゆみがある場合は、皮膚に使える一般の市販薬の塗り薬では使用できない場合もあるので、必ず医師・薬剤師や登録販売者などに相談して下さいね!





また、いんきんたむし(水虫)は市販薬では治せませんので受診が必要です!





病院には行きづらいですが、、

いんきんたむしのような、治療を必要とする場合もあります。

また、病原菌やダニの仲間の感染が原因になっている場合は家族やパートナーに感染させてしまう可能性もあるのです。





痒みはストレスにもなりますので、、我慢しすぎないで強い痒みが続いた場合は、受診するのが一番です。





宮本。


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